- Jimmy Garrison/Untitled Original 11383(take1)
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2018.11.04 Sunday
今年6月に発売された、ジョン・コルトレーンの「ロストアルバム」より、「Untitled Original 11383(take1)」を弾いてみました。
「ロストアルバム」は、コルトレーンが絶頂期の1963年に吹き込んだ音源ですが、マスターテープの紛失により、その後世に出ることなく、長年、謎と言われていた作品ですが、録音から55年の時を経て奇跡的に見つかって発売されるとのことで、私も発売初日に購入いたしました。
聞いた感想はというと、良くも悪くもなく、impressions も入っているし、いつものコルトレーンって感じなんだけど、55年の歳月を経て、普通のコルトレーンを聞けたことにすごく感動してしまいました。
海賊版とか、没テイクとは全然違うし、変に今風のマスタリングなどしていない点も良いですね。
「Untitled Original 11383(take1)」は、このアルバムの最初の曲で、ブルース進行でジミーギャリソンが珍しくアルコソロを弾いている曲です。
この曲を選ぶにあたって、もちろん奇を衒った感は否めませんが、実は、ジミーギャリソンも前から気になっていて、一度オーネット・コールマンの曲で、コピー試みましたが、フリージャズのコピーは、予想以上にしんどくて途中で挫折したことがありましたので、多少、リベンジの意味も込められています(笑)
単純なプルース進行なのでウォーキングベースは簡単かと思いきや、4度フレーズは許せるとしても、#9、b13がやたら出てきて音は飛まくるし、わざと普通やらない音使いと運指で弾いている感がありますね。
思わず「クセがすごいんじゃ!wwww」叫びたくなるぐらい難しかったです。
結局、こういう音使いが独自のグルーヴを生み出しているのでしょうね。
アルコソロは、ほぼBbメジャー一発で弾いていて、これは何故か、フレンチで弾けましたね(喜)
3万円の中国製の弓ですが、ちょっとコツがつかめたかもしれません!